シリブカガシ

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シリブカガシ

 二葉山にあるシリブカガシの自然の森は日本最大、世界でも最大級のものです。

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  日本の重要な植物群落 シリブカガシ林部門

  広島市 二葉山 7.5ha
  京都市 保津峡 1ha
  備前市 山神社 0.8ha





 シリブカガシはブナ科マテバシイ属、暖地にはえる常緑広葉樹で、高さは15メートルほどになります。群生するのがとても難しいため、群落はきわめて少なく、その希少性ゆえ、緊急に保護が必要な植物としてレットデータブックにも紹介されています。

 ※レットデータブックとは、日本で緊急に保護・保全が必要な植物群落をリストアップしたもの。

  財団法人 日本自然保護協会
  財団法人 世界自然保護基金日本委員会 発行 

シリブカガシは、本州の近畿地方以西、四国、九州、沖縄に分布し、中国大陸中南部、台湾にも見られます。樹皮は灰黒色で表面は滑らか、縦に皮目の列があります。

 葉は互生し、長さ6~14センチ、幅3~5センチの倒坡状長惰円形で、厚い革質、先は尾状に短く伸び、基部は広いくさび状です。葉の縁は全緑または上部にわずかに浅い鋸歯があります。表面は深緑色で光沢があり、表面は細かい鱗状の毛でおおわれ、銀白色に見えます。葉柄は長さ1~1.5センチほどあります。

 雌雄同株で、花期は9月頃、枝先か葉腋から花序が伸びてきます。雄花序は長さ6~9センチで多数、雌花序は長さ5~9センチで数本つき、これに雌花が数個つきます。

 果実は堅果(ドングリ)で、長さ約2センチの楕円形、翌年の秋に成熟します。堅果の基部には直径1センチほどのお椀状の殻斗(かくと、くぼみ)があり、その堅果の底が少し凹んでいるところから「尻深ガシ」の名前があります。

 
 シリブカガシ材は木炭として利用されてきました。また、ドングリは弱火で炒ると美味しく食べられます。